3x3 JAPAN TOUR 2024

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【シーズン開幕レポート】2024シーズン開幕戦は TOKYO DIME と FLOWLISH GUNMA が優勝飾る

2024年4月15日

 当協会 (JBA) が主催する 3×3 バスケットボールの普及・発展・強化を目的とする「3×3 JAPAN TOUR」の2024シーズンが開幕しました。育成・強化を主な目的とした国内トップカテゴリー「EXTREME」では 4 月13日 (土) に Round.1、同14日 (日) に Round.2 が、いずれも東京都中央区のコレド室町テラス大屋根広場で行われました。

 まず、EXTREME カテゴリーは今シーズンより競技環境をさらに整備・充実させるために出場資格の見直しを、主に 3 点行いました。1 点目は出場チームの選手 3 名が持つ FIBA ポイントの合計数です。昨シーズンは男子が35,000ポイント以上、女子が6,000ポイント以上でしたが、今シーズンは男子15,000ポイント以上、女子3,000ポイント以上に見直し。 2 点目は、男子に関して25歳以下 (大会当日時点) の日本国籍選手が 1 名以上出場するすることを必須とする規定を設けました。以上の 2 点により出場選手の門戸を広げつつ、若手選手の育成機会を創出します。そして 3 点目として、男子は各 Round の下位 3 チームになったチームおよび選手は、次月の Round にはエントリーすることができないルールを設け、より一層、競争性の高い国内トップカテゴリーを目指します。

設立10周年の TOKYO DIME が開幕 V

 開幕戦を振り返ると、男子は Round.1 を TOKYO DIME が制しました。#5 西畝優選手、#6 アドネシー・ジョシュア・ブラマー選手、#10 森田拓磨選手、#70 小松昌弘選手の 4 人編成で、予選 Pool を 1 勝 1 敗の全体 4 位で通過すると、準決勝で UTSUNOMIYA BREX を 18-17 で破り、決勝では延長戦の末に Sagamihara を 21-20 で撃破。決勝点を挙げた西畝選手は「めちゃくちゃ嬉しいです。正直、昨シーズンの (TOKYO) DIME は成績が良くなかったです。まだまだ気は抜けませんが、スタートダッシュができてひと安心です」と、大会を振り返りました。
(写真は TOKYO DIME #6 ブラマー選手)

 2014年に設立された同チームにとって、2024シーズンは10周年の節目となります。西畝選手は「(TOKYO) DIME で日本一を目指して世界大会に出場するのが目標です。そのためにも、日本で勝つことを目標に今季もやっていきたい」と意気込みを明かしました。
(チーム創設10年目のシーズン開幕戦を優勝で飾った TOKYO DIME)

 今シーズンの EXTREME カテゴリーは、2 つの世界大会に続いています。Round.1~6 の「累計 Tour Point」上位 9 チームで争う 8 月25日の Round Up では、優勝チームに「FIBA 3×3 Challenger 2024」の出場権を付与。さらに、シーズン優勝決定戦となる11月のツアー FINAL には「FIBA 3×3 Challenger 2025」の出場権もかかります。翌14日の Round.2 では、昨シーズンの FINAL 優勝チームで、「FIBA 3×3 アジアカップ 2024」に 3×3 日本代表として出場した #91 落合知也選手を擁する ALPHAS が優勝。今季も世界を目指し、選手たちのこれまで以上に熾烈な戦いが繰り広げられそうです。

FLOWLISH GUNMA が優勝。「絶対に FINAL へ」

 一方、女子の開幕戦、Round.1 を制したのは、FLOWLISH GUNMA でした。#1 横井美沙選手、#3 髙橋芙由子選手、#7 大橋実奈選手、#24 伊藤かれん選手の顔ぶれで予選Pool を 3 戦全勝。決勝では TOKYO DIME を 20-13 で破りました。
 チームをけん引した髙橋選手は「新たに仲間 (=大橋選手) も加わって、4 人で勝ち切ることができたと思います。(2 月の) 3×3 日本選手権は 3 人ですごく大変でしたが、(4 人になっても) そのタフさを忘れないで今シーズンも頑張っていきたい」とコメント。さらに、チームは昨シーズンその日本選手権で 3 位に食い込みましたが、JAPAN TOUR FINAL には進めなかったため「今シーズンは絶対に FINAL へ行って、日本一を獲るという目標を達成したい」と話しました。
(写真は FLOWLISH GUNMA #3 髙橋選手)

 そんな髙橋選手の 3×3 競技歴を振り返ると、JAPAN TOUR デビューは2021シーズンでした。BEEFMAN の一員として桂葵選手や前田有香選手、矢上若菜選手といった国内大会で活躍した先輩たちとチームメイトに。昨シーズンより FLOWLISH GUNMA でプレーする思いを、次のように明かしました。
「3×3 のゲームをどう組み立てていくかという競技の楽しみが自分の中で大きく、昨シーズンを通して成長できた理由のひとつでした。FLOWLISH GUNMA では自分が中心となってやらなきゃいけないという立場もありますが、競技性の楽しさにこだわりを持って、プレーができています。先輩たちに負けないように頑張りたいと思っています」
(開幕 V で好スタートを切った FLOWLISH GUNMA)

 14日の Round.2 は 2 月の 3×3 日本選手権の優勝チームである boldiiies が制しました。当時と顔ぶれは一部変わりましたが、同大会で優勝に貢献し MVP に輝いた #3 浅羽麻子選手はこの日も健在。女子の 3×3 シーンも、熱い戦いが期待されます。

次戦は 5 月。日本代表は国内でパリ2024オリンピック予選も

 EXTREME カテゴリーの次戦は 5 月11日 (土)、12日 (日) の両日、ららぽーと豊洲 (東京都江東区) で Round.3・4 が行われます。加えて、Round.1 や Round.2 に出場した落合選手や小澤崚選手(ALPHAS)、斉藤諒馬選手(UTSUNOMIYA BREX)ら、3×3 日本代表候補メンバーが同 3 日 (金・祝)~ 5 日 (日) に栃木県宇都宮市で開催されるパリ2024オリンピック予選「FIBA 3×3 ユニバーサリティオリンピック予選2」へ出場する可能性もあります。
 シーズン早々、目の離せない試合が続く日本の 3×3 シーンに、ぜひご注目ください。

 
■日程・結果 (EXTREME) はこちら>>
https://3x3japantour2024.japanbasketball.jp/schedule-extreme/

■3×3のパリ2024オリンピック予選 (日本代表の出場予定大会)
○大会名称:FIBA 3×3 Universality Olympic Qualifying Tournament 2 (UOQT2)
(FIBA 3×3 ユニバーサリティオリンピック予選2)
 日時:2024年 5 月 3 日 (金・祝)~ 5 日 (日)
 場所:ライトキューブ宇都宮(大ホール)、宮みらいライトヒル
 ・参加 8 チームのうち、上位 1 チームがパリ2024オリンピック出場権を獲得

○大会名称:FIBA 3×3 Olympic Qualifying Tournament(OQT)
(FIBA 3×3オリンピック予選)
 日時:2024年 5 月16日 (木) ~19日 (日)
 場所:ハンガリー (デブレツェン)
 ・UOQT2 にてパリ2024オリンピック出場権を獲得済みの場合は、出場しない
 ・参加16チームのうち、上位 3 チームがパリ2024オリンピック出場権を獲得

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